裏カコログ（仮）

リリイ・シュシュのすべて　[ＤＶＤ]

このところ、
Yahoo!プレミアム会員の特典で、
毎月いくつかの見たかった映画を無料でオンライン鑑賞してます。
今のところ、観たかった映画が毎月必ず特典に含まれているので
大満足。

今月は「ヒトラー最後の１２日間」が目当て。
これは元の映画よりも、パロディが海外だとYouTube、
なぜか日本でもニコ動で話題になったため
ご存知の方も多いかと。

このほかにもいくつかプレミア会員限定無料のものがあったのですが
自宅で映画を観るのは意外と時間がないもの。
でも今日は６月最終日、あと１本くらいは観ておこうと思い、
これをセレクト。
封切当時はさほどの興味がなくて観なかった
「リリイ・シュシュのすべて」です。

それ以前に「スワロウテイル」で話題をさらった
岩井俊二さんの作品です。
私は「スワロウテイル」を観て、
逆に彼への興味を失っていたのでした。（まあ当時の話なので今はなんとも）

で、観てみると


この物語、
14歳の世界を描いていると表現するには、
次々と起きる事件があまりにもひど過ぎます。
展開も結末も、何の救いもなく絶望のどん底。

この映画が公開された頃は
映画化に至るまでの特殊な経路や音楽性ばかりが話題になったので、
こんな壮絶な内容の映画だとは観るまで知りませんでした。


ただし、その現実離れした残酷さをもどこか美しい幻想のように勘違いさせようとする「リリイ・シュシュ」の音楽が、ところどころでこちらの目をくらませるのです。

しばしば音楽に気を取られ過ぎ、
判断力を奪われてしまいます。

しかし、特殊で特異なものとして語られる「リリイ・シュシュ」の音も実は、
当時から既にあるジャンルでは使い古された表現内容でしかなく、
新鮮味も何もないものでした。

ところが、今見ると、今ではベテランになった役者陣の初々しさへの驚きも加わって
（市原隼人、蒼井優、忍成修吾、大沢たかお、などなど）
この音楽もある種のノスタルジーをもって迫ってくるところがあり、
なかなか良い映画となっているのが面白かったです。


「リリイ・シュシュ」は架空のディーバですが、
これを演じた（？）のはSalyu。
映画と連動した企画として、
小林武史が作り岩井俊二が書きSalyuが歌うユニット
「Lily Chou-Chou」が実際に何枚かのシングルや
映画にも登場する「呼吸」というアルバムをリリースしています。



で、下はサントラ。



サントラにもLily Chou-Chouの曲は入っているらしい。

音楽に精通した人ならご存知でしょうが
この路線のユニットやボーカリストは、昔から結構います。
電子音響とかエクスペリメンタル（実験音楽）のレーベルで
活動していた女性たちもいます。
探してみては？（と、突き放す）

「リリイ・シュシュのすべて」は、
あくまで音楽のための映画だと思います。

兜王ビートル　[ＤＶＤ]

最近になってようやく入手しました
永井豪原作にして河崎実監督の
スポ根昆虫SF特撮ヒーロームービー
「兜王ビートル」
特撮っていうかかぶり物っていうかマスクマンSF型っていうか。


斉藤工さんがB級昭和特撮悪役キャラ「破滅王ディザスター」を熱演。
クワガタの化身レスラーを得意のB級テイスト炸裂で熱演してます。
斉藤工ファンは必見！
カルト映画俳優としての斉藤さん
現在では、普通にイケメン俳優として普通にTVドラマに出演している工さん
NHK大河ドラマなんかにも常連的にご出演の実力派
そのイメージをぶちのめす、
この怪演、

以前ご紹介した
「トンデモホラーシリーズ」の
「あっ！お皿に首が乗っている！」をも超える
すごいB級っぷり。

こういう斉藤工さんを観て
斉藤工って演技ドヘタクソとか平気で言っちゃう輩は
B級とかカルトとか見ないでくれよフツ～に平凡に生きってってくれ。
出てってくれよこの楽園から。

ダークヒロイン（笑）の大原かおりさんも
なかなか素敵な熱演。
蝶々の化身なんですけど
蝶の羽をパタパタさせリンプンで攻撃するシーン、私のお気に入り。


ヒーローの「兜王ビートル」を演じたのは兜王ビートル
となってますが、実はこの人、
実際に大阪プロレスで兜王ビートルの名でリングに上がっていただけでなく
FMWや新日本プロレスなどでも広く活躍したプロレスラーで
近年（２０１１年？）では自身でプロレス団体を立ち上げて
今も現役活躍中とのこと。
ブログも見つけました！
http://ameblo.jp/machhayato8/
いろんなリングネームで活躍されてきたようですが
現在は「南条隼人」もしくは「マッハ隼人」

他にもこの映画には実際にプロレスラーとして知られている人が
たくさん登場します。

もう一人、脇役ながらかなりイイ味出している
「ゴキアブラー」
この役の人は桧山慎太朗さんという
劇団ゼロカンパニーに所属していた役者さんですが
実はこの後、改名されてます。
樋山和佳さんです。

そうそう。

大事なことを書き忘れましたが
この映画のヒロインは、
中川翔子さんです。
しょこたんは、もう、かわいいので
いるだけでいいって感じですね。



こんなジャケットのもあるけど、何が違うんだろう・・・

大江戸ロケット　[ＤＶＤ]

アニメ「大江戸ロケット」です！
このたび勢いで９巻まで買っちゃいました。
レンタル落ち激安中古ですけどね(-_-)

↓ま、こんな感じと。

これ、オリジナルは劇団☆新感線のお芝居なんですよね。
私はあいにく「大江戸ロケット」の舞台は観てないのですが、
このアニメの素敵なところは
キャラがそれなりに新感線の役者さんに似せてあるところ。
新感線のいろいろなお芝居を観たことのある人なら、
キャラを見ただけで大体誰だかわかるかと。
キャラによっては舞台で演じた役者さん自身が声を演じていたりもします。
私の大好きな橋本じゅんさんが演じた役は、
そのまま橋本じゅんさんが声優として演じてます。


この「大江戸ロケット」
なんだか銀魂のルーツなんじゃないかと思うようなところもあり。

たとえば、主役は「銀さん」。
で、江戸なのにSFというところとか。
あと、大人向けでコメディーってことかな。

もう５年以上前の作品になるようですが、
アニメの技術が急激に発達する中、
今見てもこの作品は色も絵も古さは特に感じません。
背景など、独特のタッチの絵でもあり。
CGを駆使した最近のアニメに慣れた目には
かえって新鮮で斬新にも見えます。

劇団☆新感線作品としての雰囲気もよく出ているし
買ってよかった！！！

それと、
オープニングテーマ、
ピエール瀧が詞を書きPUFFYが歌う「大江戸流れ星」がなかなかイイ。

「なんちゃって、全部ウソ」

っていうとこがスキ。特に。


ベルセルクサーガプロジェクトももう終了だし、
銀魂も再び「よりぬき」期間に突入してるし(-_-)

大江戸ロケットでほのぼのと過ごす冬の夜でありました。

映画「ヘルタースケルター」の、音楽、その他。　[ＤＶＤ]

本当に忙しかったこの一年。
もうすぐ終わり。てことで、ちょっと時間があきました。
それで、
見逃した映画をおうちで鑑賞中。

今日は
「ヘルタースケルター」

沢尻エリカ主演で話題となったほうの。です。

ヘルタースケルターといえば、
マンソンファミリー、シャロンテート事件を扱った実話もの
知ってる人は知ってると思うけど
それではない。
そしていまや、アダルトものでヘルタースケルター云々もあるらしいが
もちろん、それでもない。

で、
今回のヘルタースケルター
原作は知らないんですけど
・・・・よかった！！！！
ものすごくよかったハマった

しかしその原因は恐らく。
オープニング（←ほぼ）の音楽。
二ナ・ハーゲンの、私が大好きだった歌じゃないか！！！
おどろいた。こんな古い曲をよくぞ使った！しかも、本当にピッタリ！
恐らく殆どの人がこの曲の原典を知らずにいることでしょう。

なので、ご紹介。

この曲は、
Naturträne といいます。
クラシックの声楽を学んだ経歴を持つドイツの女性パンクロッカー
Nina Hagenが、
1970年代の終わりの頃に発表した（と思う）このアルバムに入ってます。

なんとうれしいことに、
この曲はちゃんと、サントラにも入ってますね。



ちなみにこの映画には、他に
戸川純の「蛹化（むし）の女」も使われており、
それも収録されているから、このアルバムちょっといいよね。

一応、DVDというカテゴリーで書いているので、
映画そのものについても、少し。



この映画は蜷川実花監督作品だから、
もう色彩とか美術が素晴らしい（嫌だという人も物凄く多いけどね）。
私は好き。
場面場面がとにかく極彩色で夢のように美しい。
自然に生まれてくることは不可能だったくらいの美貌が
この物語の主人公「りりこ」には必要だけれど
それを沢尻エリカは見事に演じてる。

そうそう、
あと、結構な有名俳優さんたちがチラっとだけ出てきたりするのも
この映画の楽しいところ。
ほんのワンシーンの人もいるけど、
台詞も何もないカメオ出演の斉藤工さんなども。
そんな場面を探すのも面白いかも？

ちなみに斉藤工さんは
最初のほうの、りりこ初主演映画の記者会見のシーンで
りりこの隣の隣に紫色のスーツ着て立ってます。

ううむ。やっぱり、原作のコミックにも興味が。
作者の岡崎京子は連載直後の1996年５月に突然の交通事故で執筆活動を休止、
と、原作そのものも、なんだか劇的な背景を持ちます。
岡崎京子さんの活動した時代とジャンルから考えて
二ナ・ハーゲンや戸川純の曲を使ってるというのには、意外と深い意味があるのか。
と、思った私であった（実際の経緯は未確認で失礼・・・）

まさかの！！！郵便事故(ーー;)　[ＤＶＤ]

届きませんでした。
某巨大通販サイトで予約した、
本日発売のベルセルクのDVD。

このサイトは、たまに商品をゆうメールで送ってくることがある。
だからそれを、
やめろっての！！！！
いい加減にしてくれ！！！
年末年始の臨時バイトの配達人かなんかが
集合ポストの郵便受けに入らない封筒を
その辺に放置していってるのはたまに見るけど・・・それとも誤配？
で受け取った誰かが今頃私のドルドレイを見てるとか（泣）

クロネコなら確実に来たものを。。。

荷物番号をもとに自分でも追跡してみたところ、
こういう表示。


12月3日
0:00 引受
新大阪（大阪Ａ）
大阪府
590-0901
12月4日
16:46 到着
保土ヶ谷郵便局
神奈川県
240-8799
12月4日
21:07 お届け先にお届け済み
保土ヶ谷郵便局
神奈川県


とのことで。いまだ届かず。
郵便事故ってやつみたいです。

なんでぇぇぇぇぇぇぇ

なんでよりによってドルドレイが
＼(◎o◎)／！

ついてない。

ついてないよぅぅぅぅぅ

次回からは割引とか送料なんかどうでもいいから
アニメイトで予約する！！！！！



あ、
でも、
この巨大通販サイト、
カスタマーサービスは行き届いてます。
調査の結果、事故の可能性が高いので念のため、
再送してくれるそうです。ありがたや・・・
思えば災難だったのは、向こうのほうですよね。
あ～あ
もしも最初のが遅れて届いてたら一つは返送してくれとのことですが
でも、ホントに届かないからなぁ。。。。

ベルセルク黄金時代篇Ⅰ覇王の卵　[ＤＶＤ]

はい！DVDとBDのお話も今日はベルセルクネタです。

もう一カ月前になってしまうけど、早くもパート１のDVDとブルーレイが出ました。
初回限定特典が微妙に違ったので両方買っちゃった！！！
愚か者と呼んでくれ！！！

BDの特典はというと、
まず、ジャケットが三浦健太郎先生の書き下ろしなんだ。
まあ、ガッツなんだけど。ガッツソロなんだけど。ソロなんだけど。
（残念）
あと、プレミアムハイライトCDが入ってます。
映画を連想せずにただ音として聴いていてもグー。

DVDのほうは・・・
カルワザオンラインで独自の特典がつくので買いました。
この特典は、以前パート１の前売り鑑賞券とセットでカルワザで売ってたヤツ。
それは買わなかったのでちょうどよかった。


底面を見るとわかるように、
二人は別々に飾れる運命（笑）
でも、ここはやっぱり仲良く飾りたい。

映画番長シリーズ　[ＤＶＤ]

先日、ひょんなことからゲットしたこのDVD

「ラブ キル キル」

タイトル買いです。
これは「エロス番長」というシリーズの第二弾だそう。

「映画番長」という企画があって、その中に「エロス番長シリーズ」というのがあったんですね。

ポップな表紙（表紙、って・・・）、ノイズと瓦礫のオープニング、かなりいい予感。





エロスっていうけどなんかこう、
スルッとしたエロス、パリッとしたドロドロ、スローバイオレンスってな不思議な感じで
かなりポップでB級、悪くない。

あっ！お皿に首が乗っている！　[ＤＶＤ]

これはもう、ほんとに。
B級の中のB級ですよ。タイトル買い正解。素晴らしくB級。
決して定価で購入などおすすめしたりはしない。
すすめる者がいるだろうか。いやいまい。
いるまいよ。
でも一見の価値がある。あるに違いない。

主演（と言えるのか？）の斎藤工がほんとうにオカシイです。
本編でもものすごくオカシイですがメイキングでは倍オカシイです。
クロヒョウで気になっていた私はノックアウトです。
あー斎藤さんてこんな人だったんだ、と。
そして逆にファンになってしまいましたと。


斎藤工ファンの人は、
途中、（設定上）おなかのあたりだけが映され続けるシーン
必見でしょう。
なぜかずっとシャツのボタンとボタンの間からおなかが見えてるので。
（以上、カルト情報でした。）

これは「トンデモホラーシリーズ」という
とんでもないシリーズものなのだ。
他にもこんな作品が。







このシリーズ見て演技ヘタだなあと言ってる人もいるようだけど
メイキング見てくれよ。
この演技はね、わざとだよ、わざと！

このチープ感、なかみのなさ、ヘタテイスト
ぜんぶわざとなのだ！そうだ！そうなのだ！

他の２作も気になる！！！

鉄男 THE BULLET MAN　[ＤＶＤ]

予約しておいた待望の塚本晋也最新作DVDが先日到着。



鉄男シリーズ最新作
この映画が首都圏で上映されたのが仕事がハードで体調を崩していた時期だったため、
つい見逃してしまった。
よって、DVDで初めて見たのだけど、
あ～～～～～っ映画館で見ればよかった

PCのこんなに小さな画面で見てもこれだけの迫力とは

全編英語というのも凄い。

とにかく、凄い。しかも、

感動して泣けた。
やっぱり塚本晋也最高です。

塚本晋也を買いまくり　[ＤＶＤ]

最近、塚本晋也監督作品のDVDを次々買ってます。
いや、ずうっとそうしたかったんだ。
でもできなかったんだよね。
小金をケチってて。
しかしもう我慢ならん。見たい。見たいんだよう。

あんなに公開を待っていたはずの「悪夢探偵２」を見逃してしまったし。
でも好きで好きでたまらないのよね。塚本晋也作品。

そういうひと、あまりいないけど。
特に女性には。

昨日、仕事場でバイトの男の子と塚本作品の話になり、
ますます盛り上がってしまった。気持ちが（笑）
近所のおもちゃ屋さんにいるのよね、塚本監督そっくりの店員さんが。
それに気付いてる人が私以外にもいたことに感激した（笑）


とにかく、
ずっと欲しかったのが、もう何年も前に出た
「塚本晋也　ＣＯＬＬＥＣＴＯＲ’Ｓ　ＢＯＸ 」
８枚組のボックスセット。



だってこれには、伝説の「電柱小僧の冒険」が入ってるんだよね。
それと、「鉄男」「鉄男Ⅱ」「東京フィスト」「ヒルコ / 妖怪ハンター」「双生児」「バレット・バレエ」（順不同）が入ってるんだよね。
ということで、
これに入っている作品の単独のDVDは買わずにいた次第。


ところがこのボックスセット、定価が２万６千円くらいで、
しかも期間限定生産のためとっくに在庫はない。
中古でも２万を切るものなんて一向に見つからず、
ケチな私にはなかなか手が出せなかった。

それが見つけちゃったのよね！
１６０００円で。
これは、安かったと思う。

うれしくて今日は夜更かしです（笑）

あと明日には、注文してあった以下のDVDが届くのだ。






しばらくは塚本晋也漬けになる予定であります。